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京都ドーナッツクラブのブログ

イタリアの文化的お宝紹介グループ「京都ドーナッツクラブ」の活動や、運営している多目的スペース「チルコロ京都」のイベント、代表の野村雅夫がFM802で行っている映画短評について綴ります。

伊田広行さんを迎えてのトークショー『陽気なイタリア社会の困難な現状』

さる9月14日、元・立誠小学校特設シアターで、ドーナッツクラブ配給の映画を上映後、チルコロ京都でトークショーを実施しました。その日上映された『ただ彼女と眠りたかっただけなのに』は、主人公の青年が、人件費削減のため、同じ会社で働く社員の中から25…

カタツムリもビールがお好き!?

どうも、僕です。ポンデ雅夫です。久しぶりにもほどがあるブログへの登場なのに、「話題がビールって!」と思った方もいるやもしれませんが、どうしても書きたかったのです。イタリアの地ビール事情の続報を。続報と言っても、以前の記事「伊太利亜地麦酒最…

私が愛したローマ

ピエル・パオロ・パゾリーニ(Pier Paolo Pasolini)が初めて監督を務めた映画『アッカットーネ』(Accattone, 1961)の中に、主人公のアッカットーネとその友人たちがたむろするバールが出てくる。それが現在改装され、バール・ネッチというレストランにな…

イタリア犯罪白書

ローマの和食店でアルバイトをしていたころ、犯罪事件に立ち会うことがあった。ある夜、売上金を入れたイタリア人オーナーの鞄が盗まれたのだ。 防犯カメラに映っていた犯人をにらむオーナー。反射的に警察に通報することを考えた私は、続くオーナーの言葉に…

図書館は町を知るチャンス

ローマを知りたいなら図書館に行くべし、という自説を私は唱えている。これは、資料を求めて足しげく図書館に通った実体験に基づくものだ。ローマ市内にはさまざまな図書館があるのだが、ここで言及したいのは市立図書館のこと。市内を分ける19の行政区ごと…

色に隠された物語

イタリア語で「一文無し」を意味する「緑になる」(essere al verde)という慣用句。これは17世紀、競売で用いられていたろうそくの根元が、緑色に塗られていたことに由来する。ろうそくが溶けて緑色の部分にまで達したら、競売は終了。合図の代わりにろうそく…

風刺漫画に見るベルルスコーニ時代の終わり

「これからはベルルスコーニが恋しくなるだろう」。昨年末、英国タイムズ(Times)紙で活躍する風刺漫画家ピーター・ブルックス(Peter Brooks)は、「2011年を振り返って」というテーマの記事でそう発言した。風刺漫画家は相手が憎ければ憎いほど腕が振るう。イ…

雲の上の本たち

どうも、僕です。イタリアの本文化ってすごいものがあるんですよね。たとえば、本を作る学校なんてものが国立であったりする。物質としての本の魅力。手触りに匂いに書棚での存在感。中には世界に一冊しかない手作りの本なんてものもあったりするわけです。…

イタリアからの手紙4:「イタリアの大学」 エンリーコ・ジュリア

こんにちは。ハムエッグ大輔です。 12月にイタリアでは大きなデモがありました。動画を見てもわかる通り、その様相はちょっと驚くくらい激しいもので、ローマ以外にも例えばピサでは斜塔が占拠されたりしました。目的は複数あるのですが、その最たるものは教…

伝える意気込み!

どうも、僕です。いきなりですけど、大阪市営地下鉄堺筋線の長堀橋駅って最近通ったことあります?あそこって、今はホームを工事中なんですよね。あれはエレベーターでも設置してるのかな。ちょっと前になりますけど、NIGHT RAMBLER MONDAYのスタッフと一緒…

芸術は爆発だ! 本職は人間だ!

どうも、僕です。この前、京都のビブリオテーク・カフェの2階で珈琲を飲んでくつろぎながら、うららかな午後を過ごしていた時のこと。2Fの開架は雑誌が充実しているので、世界のエアライン・ステッカーについて特集したものとか、各国のコアな情報誌をぱ…

眼鏡地蔵

どうも、僕です。この秋、紅葉狩りってもう行かれました?僕は先週末にようやく行ってきましたよ。僕の育ちの故郷、滋賀県は東近江市の永源寺。少し遅かったけど、それでも目を奪われるすばらしい紅葉でした。参道には、長く階段に十六体もの仏像が岩山のあ…

ひとつ増えまして…

どうも、僕です。一昨日、11月27日に、今年もヒロTさんと共に誕生日を迎えました。めでたく年がひとつ増えました。その前日の午後、仕事で802に来る予定だった僕を狙って、世にも嬉しいサプライズがしかけられました。あんなに大勢の人に祝ってもらえて、僕…

りんりんドーナッツ

どうも、僕です。大阪ドーナッツクラブを主宰しているだけあって、ドーナッツには目がありません。じゃあ、有名チェーンや話題のお店の新製品に詳しいかというと、そういうわけではないんです。ドーナッツに関しては、素朴で飽きの来ないものをこよなく愛し…

その配慮って…、まずくないかい?

どうも、僕です。もともと散歩好きではありますが、昨日は正午過ぎから夜8時ぐらいまで、これでもかとそぞろ歩き倒して、自分でもその無駄な脚力に唖然といたしました。そうやってあてもなく街を歩くと、気になるものがたくさん目につくもの。昨日もいろい…

イタリアからの手紙1:「イタリアの政界はどこへ向かうのか?」ジョルジョ・マリーア・カヴァリエーリ

こんにちは。ハムエッグ大輔です。 ローマに住み始めてして早5年、折角現地にいることだし、もっとイタリアからの生の声を届けようといういうことで、今回から一年に渡ってさまざまなイタリア人の友達に文章を書いてもらおうと思います。第一回目はイタリア…

どちらのPRよ!?

どうも、僕です。近所の美容院が店の前に出している黒板に「この残暑、なんざんしょ!」と書かれているのを目にして以降、一気に気温が下がって秋らしくなった気がします。昨日の京都音楽博覧会で、いわゆる夏フェスもすべて幕を下ろした感じ。くるりのアン…

見たくない夢

どうも、僕です。今朝は長い長い夢を見ました。どういうわけか、自宅にいろんな動物が登場してくれて、その様子はさながらZOOだったんです。彼らの大方はかわいらしい姿を惜しげもなく僕に見せてくれて、「愛くるしいのぉ」とすっかり僕は油断していました(…

何かとてんこ盛りな昨今

どうも、僕です。担当しているFM802のNight Rambler Mondayでもお話ししましたが、今月は久しぶりの登山をしに長野へ行ってきました。燕岳に登頂し、テント泊ならではの自炊やシュラフの上でのごろごろ読書や無駄話や無尽蔵に明滅する星空の観察を楽しんだの…

翻訳とは何か?

翻訳とは「同じことを他の言語で言うこと」だそうだ。そう言われてみると、翻訳という作業は言葉に特化したものに思えてくるが、例えば、前回扱った小説を映画化するというようなことだって、言ってみれば文字で書かれた内容を映像に翻訳しているわけである…

背広姿で祇園祭

どうも、僕です。梅雨も明けて、いよいよ夏本番。京都は祇園祭の山鉾巡行が土曜日に行われまして、まぁそれはそれはすごい人出でした。ただ、僕は土曜日は大阪でスーツを着ないといけない会に出席してまして、朝から熱射が降り注ぐ中、そして祭で街が沸き立…

度胸ある言葉のチョイス

どうも、僕です。真夜中のお散歩系音楽プログラムであるNight Rambler Mondayの生放送を終え、京都に戻って早朝。ごくたまにではあるけれど、勢い余って朝のリアルな散歩をしてしまうことがある。細い通りがたくさん並ぶ京都の街は、足の赴くままにぶらぶら…

かたつむりなら今からでも追いつける 〜スローフードな人生!     (旧ウェブサイトコラム『ローマから遠く離れて』)

スローフード、スローライフ、ロハス…。目まぐるしく変化を続け、猛スピードで駆け抜けていく日常に疲れた現代人に、癒しというよりは束の間の現実逃避を与えてくれる清涼感のある言葉として登場したこれらカタカナ語は、形あるものだけでなく、概念的あるい…

学芸カフェ6月号、とっくに掲載中です

どうも、僕です。昨日雨の中夜道を散歩していたら(もの好きだな僕も…)、こんな張り紙に遭遇しました。「ここらで チョット いっぷくしま ひょか」 そこはとある建設関係の会社のビル。煙草屋があるわけでも、カフェがあるわけでも、軒(のき)があるわけで…

ローマ追想、あるいはROME NOBODY

どうも、僕です。日本対オランダ戦をドーナッツクラブの仲間たちとプラズマ越しに観戦して飲んだくれた翌日、生き残ったメンバーでふらふらと京都国立近代美術館へ行ってきた。低い低い梅雨空の下、雨の降っていない隙をついてぼんやりと美術館へ向かうのも…

偉人の激テク!

どうも、僕です。今宵のNIGHT RAMBLER MONDAYにメッセージを届けてくれるTOTALFATの演奏テクニックなど、まさに「激」に値するものがありますが、もちろん音楽に限らず、世の中にはいろんな「激テク」をお持ちの偉人がいるわけです。写真のワゴンの運転手さ…

ひねらない街

どうも、僕です。5月も最終日。今月はいろいろやりました。わけても印象に残っているのは、名古屋シネマテーク(Click!)での大阪ドーナッツクラブの上映会「アゴスティとモリコーネin名古屋」です。黄金週間中であるというのに、メンバーの誰にも縁がない…

ドーナッツ・ファクトリー

どうも、僕です。このブログをよくご覧いただいている方なら、既にご存じかとは思いますが、僕はイタリアの文化を日本に紹介するグループ、大阪ドーナッツクラブを主宰しています。大学の内輪で続けてきた活動を発展させる形で本格的に結成したのが2005年初…

イタリアブックフェアでのトークショー@イタリア文化会館 東京

どうも、僕です。明日は東京へ行ってきます。久しぶりのおのぼりさん。僕は関西人らしく何かにつけて東京を好ましく思っていないので(特に理由はありません)、あの魔都に遊びに行くなんてことはまずないのだけれど、いくら仕事とはいえ、新幹線に乗って移…

京都・花灯路

どうも、僕です。昨日はちょっとリフレッシュ。京都東山で明後日22日まで開催中の花灯路へ行ってきましたよ。やっぱり風情がありますね。八坂さんの界隈はぶらぶらとそぞろ歩くにはもってこい。かなりご機嫌に写真を撮りまくっていました。その後はちょっと…

学芸カフェ3月号更新

どうも、僕です。連載に参加している学芸カフェの3月号がアップされました。いつも通りの社会学者きむ・いっきょんさんのコラムと作家寒竹泉美さんの小説に加えて、華道「未生流笹岡」次期家元の笹岡隆甫氏のインタビューがかなり読み応えがあります。ちな…

KYOTOアルクアラウンド!

どうも、僕です。ラジオなんかでちょいちょい言っているからご存知の読者も多いかもしれないけれど、僕は京都市内に住んでいる。ローマで2年の遊学生活をしているときに考えていたのは、日本に帰ったら、学び舎や職場に近いからという消極的な理由に左右さ…

わかるような、わからないような…

どうも、僕です。前回の更新で告知していました淡路東宝でのイタリア映画上映イベント「アゴスティとモリコーネ」。おかげさまで朝日・京都・日経の各新聞やぴあ関西版にも取り上げていただき、たくさんの方にご来場いただきました。番組でも申し上げました…

学芸カフェ2月号更新:明日からのイベントについて

どうも、僕です。いよいよ、明日から大阪ドーナッツクラブが満を持してお届けするイタリア映画上映イベント「アゴスティとモリコーネ」in 大阪・淡路東宝2がスタートします。そこで特別上映する『天の高みへ』(Nel piu' alto dei cieli、写真下)について…

人種差別戦線イタリア

2010年、年明け早々、カラブリア州の小都市、ロサルノでアフリカ系黒人労働者たちが、不当な労働条件を訴えて暴動を起こした。暴動自体は2日間で収まったが、事件の波紋はそれ以降も収まる様子がない。すぐさま各メディアから激しい批判を喰らったロサルノ…

学芸カフェ、スタート!

どうも、僕です。もう長年(といってもいいでしょうね)担当させていただいている学芸出版社のウェブサイト上コラム連載。2010年もお話をいただきまして、先日、初回が無事にアップされました。企画は今年もスタジオOJMM(設計・研究・翻訳)さんです。…

仁丹を最後に口にしたのはいつだったか…

どうも、僕です。散歩好きです。かといって毎日というわけではないんですが、ここ最近も底冷えがして粉雪の舞う古都京都をぶらりとしたりするわけです。路地から路地へ。小道から小道へ。京の町は迷路に近似してますからね。おきにのダッフルコートをまとい…

あけましておめでとうございます!

どうも、僕です。このブログ上ではお久しぶりになりますね。年末年始、今回はえらい短かったですよね。僕は電波では明日仕事はじめですが、なんなら昨日から2月に実施する映画上映イベントの打ち合わせであっさり仕事をはじめてしまいました。皆さんはいか…

建築ノオト12月号公開:三文役者

どうも、僕です。スタジオOJMM(設計・研究・翻訳)が企画して学芸出版社のサイト上で展開されている「建築ノオト2009」の12月号、つまりは最終号が更新されています。僕みたいに大人になっても(好むと好まざるとにかかわらず)不規則な生活を送ってい…

きょろきょろしてました

どうも、僕です。今週はたくさんのライブを観賞する機会に恵まれまして、目玉も心もきょろきょろしておりました。AAAの各出演アーティストに始まり、Kさん、SUPERFLYと続き、昨日のGONTITIで締めくくるという、個人的にかなりツボにはまる大好きなライン…

先読み機能のトゥーマッチ:罪のスガタ

どうも、僕です。携帯電話の先読み機能ってありますよね。基本的にはとても便利な機能なのですが、ときどき「やりすぎだろ」って思う先読みに出くわします。昨日のことです。友人に「大阪で」と件名を打とうとしていたら、先読み候補の筆頭に「大阪でんがな…

建築ノオト11月号公開どすえ:舞妓Haaaan!!

どうも、僕です。スタジオOJMM(設計・研究・翻訳)が企画して学芸出版社のサイト上で展開されている「建築ノオト2009」の11月号が更新されました。「建築ノオト2009」は、学芸出版社のウェブサイト(Click!)、あるいはスタジオOJMMのウェブサイト…

モスキート・メトロ

どうも、僕です。かなりご無沙汰してしまいました。京都姉妹都市映画祭で上映したイタリア人映画監督シルヴァーノ・アゴスティの紹介やら字幕やら準備やらに大わらわ、さらには今月末に発売する同じくアゴスティ小説第二弾の訳校正に追われ(また改めて告知…

報告が遅れましたが…

どうも、僕です。知り合いからは何度か指摘されたんですが、先週の19日(月)に、僕の写真がドドンと京都新聞に掲載されました。こちらどす。 記事にある翻訳グループというのは、イタリアの文化紹介団体として僕が主宰する大阪ドーナッツクラブのことです。…

建築ノオト2009 10月号公開 江戸川乱歩原作『陰獣』

どうも、僕です。スタジオOJMM(設計・研究・翻訳)が企画して学芸出版社のサイト上で展開されている「建築ノオト2009」の10月号が更新されました。「建築ノオト2009」は、学芸出版社のウェブサイト(Click!)、あるいはスタジオOJMMのウェブサイト…

コヤソニ・赤ずきん・亀山社中:ここ1カ月

どうも、僕です。9月も猛ダッシュで駆け抜けているうちに、気がつけばもう半ば。なんだよ、まったく。毎度時の流れに悪態をつきながら、さっくりここ半月くらいを振り返ってみます。といっても、政権交代がどうのということではもちろんなく、あくまでささ…

建築ノオト2009 9月号お目見え

どうも、僕です。スタジオOJMM(設計・研究・翻訳)が企画して学芸出版社のサイト上で展開されている「建築ノオト2009」の9月号が更新されました。「建築ノオト2009」は、学芸出版社のウェブサイト(Click!)、あるいはスタジオOJMMのウェブサイト…

ことばの檻

どうも、僕です。「ことばは檻」だとよく言われます。僕たちはことばを通してさまざまな感情やら事象を表現するわけですが、そのことばが実は僕たちを幽閉する檻かもしれないと感じ始めたのは思春期の頃だったでしょうか。その檻を少しでも広げてより幅の広…

赤ずきんリターンズ:やっぱり僕も参加します

どうも、僕です。13日に告知していた写真家の田村尚子さんと青山真治監督が共催するイベント『赤ずきんと靴跡』に、見に行きたいと犬の遠吠え的にほざいていたところ、見るどころかトークショーで登壇することになりました。えらいことです。 詳しい情報は13…

学術映像博2009 -Academic Film Expo 2009-

どうも、僕です。昨日今日と下鴨納涼古本市を満喫してきました。あれは文字通り「活字の海」というやつですね。二日に渡って一通り覗いてきましたが、浮き輪もシュノーケルも持たずに乗り込んだもので、危うく溺れかけるところでした。自分の中ではある程度…