京都ドーナッツクラブのブログ

イタリアの文化的お宝を紹介する会社「京都ドーナッツクラブ」の活動や、運営している多目的スペース「チルコロ京都」のイベント、代表の野村雅夫がFM COCOLOで行っている映画短評について綴ります。

エッセー

京都・花灯路

どうも、僕です。昨日はちょっとリフレッシュ。京都東山で明後日22日まで開催中の花灯路へ行ってきましたよ。やっぱり風情がありますね。八坂さんの界隈はぶらぶらとそぞろ歩くにはもってこい。かなりご機嫌に写真を撮りまくっていました。その後はちょっと…

学芸カフェ3月号更新

どうも、僕です。連載に参加している学芸カフェの3月号がアップされました。いつも通りの社会学者きむ・いっきょんさんのコラムと作家寒竹泉美さんの小説に加えて、華道「未生流笹岡」次期家元の笹岡隆甫氏のインタビューがかなり読み応えがあります。ちな…

KYOTOアルクアラウンド!

どうも、僕です。ラジオなんかでちょいちょい言っているからご存知の読者も多いかもしれないけれど、僕は京都市内に住んでいる。ローマで2年の遊学生活をしているときに考えていたのは、日本に帰ったら、学び舎や職場に近いからという消極的な理由に左右さ…

わかるような、わからないような…

どうも、僕です。前回の更新で告知していました淡路東宝でのイタリア映画上映イベント「アゴスティとモリコーネ」。おかげさまで朝日・京都・日経の各新聞やぴあ関西版にも取り上げていただき、たくさんの方にご来場いただきました。番組でも申し上げました…

学芸カフェ2月号更新:明日からのイベントについて

どうも、僕です。いよいよ、明日から大阪ドーナッツクラブが満を持してお届けするイタリア映画上映イベント「アゴスティとモリコーネ」in 大阪・淡路東宝2がスタートします。そこで特別上映する『天の高みへ』(Nel piu' alto dei cieli、写真下)について…

人種差別戦線イタリア

2010年、年明け早々、カラブリア州の小都市、ロサルノでアフリカ系黒人労働者たちが、不当な労働条件を訴えて暴動を起こした。暴動自体は2日間で収まったが、事件の波紋はそれ以降も収まる様子がない。すぐさま各メディアから激しい批判を喰らったロサルノ…

学芸カフェ、スタート!

どうも、僕です。もう長年(といってもいいでしょうね)担当させていただいている学芸出版社のウェブサイト上コラム連載。2010年もお話をいただきまして、先日、初回が無事にアップされました。企画は今年もスタジオOJMM(設計・研究・翻訳)さんです。…

仁丹を最後に口にしたのはいつだったか…

どうも、僕です。散歩好きです。かといって毎日というわけではないんですが、ここ最近も底冷えがして粉雪の舞う古都京都をぶらりとしたりするわけです。路地から路地へ。小道から小道へ。京の町は迷路に近似してますからね。おきにのダッフルコートをまとい…

あけましておめでとうございます!

どうも、僕です。このブログ上ではお久しぶりになりますね。年末年始、今回はえらい短かったですよね。僕は電波では明日仕事はじめですが、なんなら昨日から2月に実施する映画上映イベントの打ち合わせであっさり仕事をはじめてしまいました。皆さんはいか…

建築ノオト12月号公開:三文役者

どうも、僕です。スタジオOJMM(設計・研究・翻訳)が企画して学芸出版社のサイト上で展開されている「建築ノオト2009」の12月号、つまりは最終号が更新されています。僕みたいに大人になっても(好むと好まざるとにかかわらず)不規則な生活を送ってい…

きょろきょろしてました

どうも、僕です。今週はたくさんのライブを観賞する機会に恵まれまして、目玉も心もきょろきょろしておりました。AAAの各出演アーティストに始まり、Kさん、SUPERFLYと続き、昨日のGONTITIで締めくくるという、個人的にかなりツボにはまる大好きなライン…

先読み機能のトゥーマッチ:罪のスガタ

どうも、僕です。携帯電話の先読み機能ってありますよね。基本的にはとても便利な機能なのですが、ときどき「やりすぎだろ」って思う先読みに出くわします。昨日のことです。友人に「大阪で」と件名を打とうとしていたら、先読み候補の筆頭に「大阪でんがな…

建築ノオト11月号公開どすえ:舞妓Haaaan!!

どうも、僕です。スタジオOJMM(設計・研究・翻訳)が企画して学芸出版社のサイト上で展開されている「建築ノオト2009」の11月号が更新されました。「建築ノオト2009」は、学芸出版社のウェブサイト(Click!)、あるいはスタジオOJMMのウェブサイト…

モスキート・メトロ

どうも、僕です。かなりご無沙汰してしまいました。京都姉妹都市映画祭で上映したイタリア人映画監督シルヴァーノ・アゴスティの紹介やら字幕やら準備やらに大わらわ、さらには今月末に発売する同じくアゴスティ小説第二弾の訳校正に追われ(また改めて告知…

報告が遅れましたが…

どうも、僕です。知り合いからは何度か指摘されたんですが、先週の19日(月)に、僕の写真がドドンと京都新聞に掲載されました。こちらどす。 記事にある翻訳グループというのは、イタリアの文化紹介団体として僕が主宰する大阪ドーナッツクラブのことです。…

建築ノオト2009 10月号公開 江戸川乱歩原作『陰獣』

どうも、僕です。スタジオOJMM(設計・研究・翻訳)が企画して学芸出版社のサイト上で展開されている「建築ノオト2009」の10月号が更新されました。「建築ノオト2009」は、学芸出版社のウェブサイト(Click!)、あるいはスタジオOJMMのウェブサイト…

コヤソニ・赤ずきん・亀山社中:ここ1カ月

どうも、僕です。9月も猛ダッシュで駆け抜けているうちに、気がつけばもう半ば。なんだよ、まったく。毎度時の流れに悪態をつきながら、さっくりここ半月くらいを振り返ってみます。といっても、政権交代がどうのということではもちろんなく、あくまでささ…

建築ノオト2009 9月号お目見え

どうも、僕です。スタジオOJMM(設計・研究・翻訳)が企画して学芸出版社のサイト上で展開されている「建築ノオト2009」の9月号が更新されました。「建築ノオト2009」は、学芸出版社のウェブサイト(Click!)、あるいはスタジオOJMMのウェブサイト…

ことばの檻

どうも、僕です。「ことばは檻」だとよく言われます。僕たちはことばを通してさまざまな感情やら事象を表現するわけですが、そのことばが実は僕たちを幽閉する檻かもしれないと感じ始めたのは思春期の頃だったでしょうか。その檻を少しでも広げてより幅の広…

赤ずきんリターンズ:やっぱり僕も参加します

どうも、僕です。13日に告知していた写真家の田村尚子さんと青山真治監督が共催するイベント『赤ずきんと靴跡』に、見に行きたいと犬の遠吠え的にほざいていたところ、見るどころかトークショーで登壇することになりました。えらいことです。 詳しい情報は13…

学術映像博2009 -Academic Film Expo 2009-

どうも、僕です。昨日今日と下鴨納涼古本市を満喫してきました。あれは文字通り「活字の海」というやつですね。二日に渡って一通り覗いてきましたが、浮き輪もシュノーケルも持たずに乗り込んだもので、危うく溺れかけるところでした。自分の中ではある程度…

建築ノオト2009、完全に折り返し

どうも、僕です。スタジオOJMM(設計・研究・翻訳)が企画して学芸出版社のサイト上で展開されている「建築ノオト2009」の8月号が更新されました。「建築ノオト2009」は、学芸出版社のウェブサイト(Click!)、あるいはスタジオOJMMのウェブサイト…

赤ずきんと靴跡

どうも、僕です。年に数回しか東京へ行くことのない僕なんですが、ときどき、いや、ごくたまに、東京でしか開催されないイベントやなんかの知らせを受けると、東京と京都の間に横たわる500kmという距離を呪いたくなることがあるものです。先日、親交のある京…

ROAD TO ROKKO SUN!!

どうも、僕です。19日の日曜日、服部緑地野外音楽堂で開催された野外音楽フェスティヴァル、“ROAD TO ROKKO SUN!!”に参加してきました。六甲ではなくて、今年は服部緑地が会場ということで、北摂に10年間住まった僕にとっては馴染み深い場所です。当日の大阪…

闇は明暗を分ける (旧ウェブサイトコラム 『イタリアの小噺バルゼッレッテ』)

先日久しぶりに友人に「話がある」と呼び出され、ミナミに向かったのだが、途中で携帯の電源が切れてしまい、ひやひやしたものだった。なにせどうせ携帯で連絡がとれるからと、約束の場所とか時間とかかなり曖昧なまま向かったのだ。奇跡的に出会うことがで…

美人か女傑か。いや、どっちもどっちだ

どうも、僕です。前回は愛用の自転車スピッツを話題にしましたが、先日大阪でBIJINという名の自転車が駐輪してあるのを目にして絶句しました。★★★スピッツはまだわかる。小さい自転車だから、ある種の比喩として名づけられたのだろう。しかし、「美人」はど…

愛車スピッツの汚点とオクラの簡単スープ

どうも、僕です。先日、レンタルビデオ屋でDVDを吟味していて、突然用事を思い出したんです。なんなら、尿意も覚えました。急いで家に帰らなきゃ。家に帰れば、ふたつの要件が同時に満たせる。階段を駆け下り、近くに停めておいた愛用の小さな自転車スピッツ…

かのうとおっさんコントの会 〜君はIKEAにもう行ったか?〜

どうも、僕です。梅雨の合間の日曜日、僕が主宰する大阪ドーナッツクラブのメンバーであり、学生時代から濃密なつきあいをしている有北雅彦くんが取り組んでいるコントユニットかのうとおっさん(画像下)の公演に行ってきました。 2時間の間に、お得意のア…

シンクロニシティー

どうも、僕です。前にも書いたように、今月から専門学校での授業を担当している。もう結構長い間やっている講座なので、自然と足が学校へ向く。水曜日、授業を終えてから、僕はもうひとつの専門学校へ足を運んだ。専門学校のはしごなんて、なかなかしない。…

同志社交響楽団:第48回 同立交歓演奏会

どうも、またぞろ僕です。1日に2回も更新することなんてない僕が、こうしてまたキーボードを叩いているのは、20日に聴きに行ったクラシックが印象的だったからであります。同志社はわりと近所に住んでいることもあって、なんとなく身近に感じてはいたんで…