京都ドーナッツクラブのブログ

イタリアの文化的お宝紹介グループ「京都ドーナッツクラブ」の活動や、運営している多目的スペース「チルコロ京都」のイベント、代表の野村雅夫がFM802で行っている映画短評について綴ります。

Search for the Healing 2 〜モヨコが泣いている〜(旧ウェブサイトコラム『小噺パラダイス』)

どうも、有北です。
ほくほくな道すがら、僕はホームレス街を通るはめになったのです。天王寺界隈はまあ、治安が悪いと言うか風紀が乱れていると言うか・・とにかくラブホテルは多いしホームレスも多いんです。もう時間も遅くなっていたので、大半のホームレスは自分のテリトリーに引っ込んでおとなしく毛布をかぶっていました。だけどやはりこの時期毛布の一枚や二枚では寒いんでしょう、上からさらに新聞や雑誌を纏って暖をとっている者も数名。

せっかくなので彼らがなにを身に纏っているのかを観察することに。
日経新聞』。
やはり新聞は大きいので広範囲をカバーできてお得です。しかし卑猥なスポーツ新聞ならまだしも日経とは・・なかなかにシュールです。
『表紙がゴルゴサーティーンの雑誌』。
これもいい感じにシュールです。彼は、なんでしょう。強くなりたいのか・・。或いはハードボイルドな夢を見たいのか?それならまだわかるが・・。
美人画報』。
さらにシュールだ。おまえは、なんだ。きれいになりたいのか?或いは美人とねんごろになる夢でも見たいのか。それならわかるが。しかし、それはいろんな意味で「夢」だということを忘れるな。行動に移そうとしてはいけない。実際に美人に近寄ろうとすれば、彼女はきっと通報する。いいかい?日々アメリカナイズされていく日本、とかく積極性が求められがちだが、それも時と場合によるんだ。もっと、受け身で。アグレッシブはいけません。
しかしそんな彼を見るにつけ、僕の脳裏にいやな記憶がまざまざとよみがえってくる・・