京都ドーナッツクラブのブログ

イタリアの文化的お宝紹介グループ「京都ドーナッツクラブ」の活動や、運営している多目的スペース「チルコロ京都」のイベント、代表の野村雅夫がFM802で行っている映画短評について綴ります。

同じ月を見ている 3 〜京美人〜(旧ウェブサイトコラム『小噺パラダイス』)

どうも、有北です。
先日のことですが、本棚がいっぱいになってきたので整理しはじめたのがきっかけで、ここもそこも片付けようと、結局前以上に散らかってしまったわけです。
しかし改めて引っ張り出してみると、思いもよらないものを僕はとっておいたのだなと驚くばかりでした。タロットカード。プラスチック製のヌンチャク。全町約30センチはあるヘビの皮。『ブッダ』の3巻。こんなのほんの一部です。安眠の妨げになるほど散らかったので、とにかくなんでもいいから詰め込むことにしたのですが、どうしても元の空間に収まらない。なぜだ。さっきは入っていたじゃないか。なあ。
結局はじめの3分の2くらいしか収納できませんでした。ううん、ミステリアス。
まあそれはいいとして。
このように「むりやり詰め込む」という解決策により、なんとかその夜の安眠を確保した僕です。

このことを知り合いのある京美人に誇らしげに報告したところ、彼女はウーロン茶を一口飲んでから、
「まったく、あなた、子どもね…」
と、けだるそうに言いました。いぶかしむ僕に、彼女は言葉を続けます。
「子どもはなんでも詰め込むものよ。そう、罪なほどにね…。そう、こんなエピソードがあるわ。私の友だちが、以前ビデオが壊れたと言い出したの。電源は入るし、どうやら機械はなんともないんだけど、とにかくビデオテープが挿入口に入らないらしいのね。数日間録画したい番組もできず、いい加減フラストレーションが溜まった頃、業を煮やしたご主人が、分解しようと言い出したらしいの…」
僕は、彼女の次の言葉を待ちました…。  (つづく)