京都ドーナッツクラブのブログ

イタリアの文化的お宝紹介グループ「京都ドーナッツクラブ」の活動や、運営している多目的スペース「チルコロ京都」のイベント、代表の野村雅夫がFM802で行っている映画短評について綴ります。

トラブル・オブ・サイクル 2 〜発見〜 (旧ウェブサイトコラム『小噺パラダイス』)

どうも、有北です。
無事知人との会合をすませ、帰途についた僕です。しかし、自転車の調子が往路より明らかに悪くなっています。とにかく重い。ペダルが重い。さっきまでの負荷は、喩えてみれば「通常より、プラス、30度の傾斜」でしたが、今のこの負荷はさっきより確実に10度は傾いていると言わざるを得ません。なんだこれは。軽いパニックに陥りながらもこぎ続ける僕。とにかく理由がわからないのがたまりません。ブレーキをかけ、一度降車。いったん態勢を立て直す僕。そして再び自転車にまたがった僕は、ついにこのからくりに気づいたのです。
なんと、ブレーキをかけるたびにペダルが重くなっていくのだ。
信じられない。理由もわからないが、とにかく事実は事実だ。明らかについさっきまでより傾斜5度分はしんどい。なるほど、目安としては、ブレーキ1回につきプラス傾斜5度分のしんどさだな。って公式を発見して満足してる場合じゃない。単純に計算して、今傾斜角45度の坂を登ってることになる。そりゃしんどいよ。
しかし、からくりさえわかれば、そうおそれるものではなかろう。考えてもみたまえ。人はいにしえから、未知なるものに恐怖を抱くもの。謎が解けた今ではおそるるに足らずだ。要するにブレーキさえかけなければいいわけだ。
このときの僕は、完全にたかをくくっていました。
そう、ブレーキさえかけなければいいんだ。   (つづく)