京都ドーナッツクラブのブログ

イタリアの文化的お宝を紹介する会社「京都ドーナッツクラブ」の活動や、運営している多目的スペース「チルコロ京都」のイベント、代表の野村雅夫がFM COCOLOで行っている映画短評について綴ります。

チョビたま

どうも、僕です。

先週土曜日の「幸せラジオ 乾龍介です!」では、スタジオにおうかがいして、「幸せ手抜き料理」のコーナーで初めて乾さんに直接料理をご紹介しました。ゲストの長保有紀さんとも放送の中でお話しすることができて、僕は実に楽しいひとときを過ごしましたが、皆さんはいかがだったでしょうか。

ご紹介した料理はこれ!

チョビたま

材料はゆで卵とアンチョビのみ。
ゆで卵を半分に切って、そこにアンチョビをのせるだけ。

放送では、2種類のタイプを用意しました。
ひとつは、缶詰で販売されているフィレタイプのものをそのままのせるバージョン。
もうひとつは、歯磨き粉と見紛うチューブに入れて売られているアンチョビペーストとマヨネーズを、およそ1:1の割合で混ぜ合わせたソースをのせたもの。

あまりの手抜き加減に、長保さんからは「これって料理と言えるの?」と突っ込まれてしまいましたが、いやいや、れっきとした「手抜き」料理ですよ。

昨日、映画の試写会に行った帰りに、梅田のとあるカフェバーのカウンターで珈琲を飲んでいたら、隣りのサラリーマンがビールのアテにチョビたまそっくりの料理をつまんでいました。お値段350円。けっこうお高いです。アンチョビもあんまりのっていなかったのに…。やっぱり、こういった料理は家でぱっぱと作って頬張るにかぎりますね。

アンチョビには抵抗感を示していた乾さんが、思わず「うまい!」と叫ぶ姿を見て、僕は快哉を叫んだしだいです。

明日は京都から電話での出演となりますが、どんな料理が出てくるか、ぜひラジオのダイヤルを1314に合わせてみてください。

さて、最近の僕のBGMはもっぱらこれです。
ひっぴいえんど(通常盤)
ひっぴいえんど(通常盤)
フォークルやサディスティックの加藤和彦大先生とフォーク界の介護師ことアルフィー坂崎幸之助が組んだユニット和幸の最新アルバム「ひっぴいえんど」。

「はいからはくち」が「タイからパクチ」になっていたり、「あした天気になれ」が「あたし元気になれ」になっていたり、「夏なんです」が「ナスなんです」になっていたり、「春よこい」が「池にゃ鯉」になっていたり、はっぴいえんど好きの僕はアルバムを通して聴きながらにやけっぱなしです。こういう言葉遊び、やめられません。

しかも、このふたりのことなんで、サウンドも実に高品質。アコースティック・ギターのポテンシャルを最大限に生かしきっています。ニール・ヤング、スティーヴン・スティルス、ジェイムズ・テイラーなど、往時のギタリストへのオマージュも満載。だいたい、ジャケットからしてCSN&Yのかの名盤デジャヴのパロディーですからね。まだまだしばらくは楽しめそうです。

こうやってアコギの魅力を体感すると、ギター部だった高校時代の記憶が甦ってきて自分でも弾きたくなるわけですが、やれやれ、指が思うように動かないのなんの、痛いのなんの、情けないかぎりです。それでも、やっぱり音を奏でる喜びは変わりませんね。技術の後退ぶりに苦笑しつつも、ちょくちょく愛器に触れる日々です。

それでは皆さん、また非常に近い将来に。