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京都ドーナッツクラブのブログ

イタリアの文化的お宝紹介グループ「京都ドーナッツクラブ」の活動や、運営している多目的スペース「チルコロ京都」のイベント、代表の野村雅夫がFM802で行っている映画短評について綴ります。

学術映像博2009 -Academic Film Expo 2009-

どうも、僕です。

昨日今日と下鴨納涼古本市を満喫してきました。あれは文字通り「活字の海」というやつですね。二日に渡って一通り覗いてきましたが、浮き輪もシュノーケルも持たずに乗り込んだもので、危うく溺れかけるところでした。自分の中ではある程度興味の羅針盤を有効活用していたつもりなんですが、思いもよらぬ発見があったりするものだから、しょっちゅう航路がジクザグになって、もうへとへとです。でも、ちゃんと戦利品は持ち帰ったので、よしとしましょう。

さて、五山の送り火を2時間後に控えて僕がキーボードを叩いているのは、京都大学総合博物館で今月5日から開催されている学術映像博2009(Click!)についてお知らせしたいからなのであります。

学術映像と言われても、ピンとくる方は少ないですよね。実は、僕もそうでした。映画には興味を持っていますし、研究もしているわけですが、学術映像っていったいどんなくくりなの? 

20世紀は映像の世紀だったとよく言われています。写真・映画・テレビ。森羅万象、地球はおろか宇宙まで含めて、人間はありとあらゆる事象にレンズを向けてきましたし、今では目に見えないものでも、コンピュータを使うことで視覚化できるようになっています。

当然ながら、学問の世界でも、ジャンルを問わず、それぞれに映像を駆使して、研究対象を記録・保存し、それらを伝えようとしてきたわけです。ただ、僕たちは当たり前のように映像と深く関わりながらも、その扱い方や読み解き方に対しては、まだまだあやふやな部分を多く残しているのではないでしょうか。

この学術映像博では、文系理系はおろか、その他もろもろの垣根を取っ払って、映像(メディア)を利用する研究を広い土俵にいったん載せながら、映像の特性、映像の活用、映像のあり方など、それぞれにてんでばらばらに勝手に考えてきたことを一度交通整理しようじゃないかという試みだと僕は考えています。なかなか壮大な話なので、この1回だけでは結論めいたことを捕まえるのは難しいと思いますが、とても大事なテーマなので、そのスタートとして意義のあるイベントだと始まったばかりなのにもかかわらず、そう確信しています。

なんだか小難しそうな話ですが、ごくごく単純に言えば、これまで一般の方々の目にはなかなか触れることのなかった「とんでもない映像」に簡単にアクセスできる博覧会だと考えていただければ、それでいいと思います。

遅れて映る鏡、南極観測の苦労、地球上の激レアな生き物の生態、映像と五感で感じる知られざるアフリカ、世界各地のドキュメンタリー、挙句の果てには4次元の映像まで。

名前はわりと硬いですが、とりあえず珍しいものを見に行こうというノリで、子供から大人まで楽しめるイベントだと言えます。

有名映画監督を招いての座談会やワークショップなど、大小さまざまなイベントも目白押しなので、12月13日の会期終了まで、何度も足を運べる博覧会ですね。

しかし、なんでお前がそんなに詳しく書いているのかとお思いの方もいらっしゃいますよね。僕も知らないうちに一枚噛むことになっていたんですよ、これが。これから4か月、どこかのタイミングで僕も登場することがあるかもしれません。またその時は再度お知らせしますが、とりあえずは概要をということですね。

それでは皆さん、また非常に近い将来に。

僕はひとまず、大文字を観ながらプレミアムモルツをいただきに、これから一乗寺の焼き肉店「いちなん」へ自転車を走らせることにします。