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京都ドーナッツクラブのブログ

イタリアの文化的お宝紹介グループ「京都ドーナッツクラブ」の活動や、運営している多目的スペース「チルコロ京都」のイベント、代表の野村雅夫がFM802で行っている映画短評について綴ります。

建築ノオト2009 9月号お目見え

どうも、僕です。

スタジオOJMM(設計・研究・翻訳)が企画して学芸出版社のサイト上で展開されている「建築ノオト2009」の9月号が更新されました。

「建築ノオト2009」は、学芸出版社のウェブサイト(Click!)、あるいはスタジオOJMMのウェブサイト(Click!)からご覧いただけます。

連載後半は、京都を舞台に選んだ比較的最近の日本映画に触れながら、そのロケ地の魅力とその場所が作品に果たしている役割を考えているわけですが、今月は先月に引き続き、鴨川デルタ。

取り上げたフィルムは、井筒和幸監督の『パッチギ!』(2005年)。

パッチギ! (特別価格版) [DVD]

パッチギ! (特別価格版) [DVD]

この作品、僕はローマで観ました。公開されたのがちょうど2年間のローマ留学へ出発する何カ月か前で、出発の準備はもちろんのこと、大阪ドーナッツクラブのスタートとして上演するお芝居の稽古にも奔走していたので、スクリーンでは見逃してしまっていたんですよね。でも、とても気になって仕方がなかったので、日本からDVDを持参して、ローマ郊外の当時の我が家で白ワイン片手にのんびり観ようかと再生ボタンを押したものの、パソコンの画面越しにもビンビン伝わってくる、うだるような熱気に圧倒され、ワインなくとも十分に陶酔感を味わえたのをよく覚えています。

見どころは多いですが、仕事柄、僕はやはり主人公がギター片手にラジオ局に現れるシーンが大好きです。大友康平が演じるディレクターが奮ってますよね。ラジオでかけちゃいけない曲なんてないんだなんてことを言いながら、当時放送禁止(自主規制)だった『イムジン河』が流れるのを阻止しようとするプロデューサーをぶん殴ったりなんかして。破天荒というのは、まさにあのことです。

今回のコラムで書いたのは、下鴨デルタで繰り広げられるクライマックスの乱闘シーン。普段はのどかなあの場所で撮影されたのがまた面白いですよね。通るたびにあの映像が甦ります。まだ観てないなんて人は、とにかく観てみてください。

それでは皆さん、また非常に近い将来に。