どうも、僕です。
先日誕生日を迎えて31歳になり、いよいよ20代と完全に切り離されたような気がして、風貌と内面のみならず、これからは年齢と内面のギャップにも苦しんでいかざるを得ないのではなかろうかと難しい顔をして友人に語ってみたところ、「そうかな、雅夫くんはむしろ昔から老成なところもあるからね」などとすかさず返され、「ううむ…」と黙り込んでしまいました。
大丈夫です。何のこれしきです。
さて、このところ立て続けに本を何冊か読みました。基本的に活字ホリックなので、常に何かの本は読んでいる状態なのですが、ここしばらくは、テンポよく順序よく読んだんです。いつもは乱読ですからね。
その中から小説に的を絞ってご紹介をば。
- 作者: 吉田修一
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
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で、ふたつめは、ニック・ホーンビィ作、森田義信訳の『ガツン!』。これは番組でも番組のダイアリーでも紹介しました。ブログを覗いてくれている皆さんにもと思いまして。
- 作者: ニック・ホーンビィ,森田義信
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2009/10/30
- メディア: ハードカバー
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とはいっても、筆致はあくまで淡々としてるんです。これがホーンビィ最大の特徴。人間嫌いなのかと思いきや、どこか人間を讃えているという、愛すべき矛盾が何ともいい感じですよ。
しかし、あれですね、ヤングアダルトなんてジャンルは久しぶりに読みましたが、「ってことで、」という言葉から軽く入る冒頭に、それこそ「ガツン!」とやられました。のっけから「ってことで、」なんて言われても、「ってことでって、どういうことなんだよ」ってなりますよね? うむ、思い出すだに楽しい読書になりました。ぜひお試しを。
それでは皆さん、また非常に近い将来に。