京都ドーナッツクラブのブログ

イタリアの文化的お宝を紹介する会社「京都ドーナッツクラブ」の活動や、運営している多目的スペース「チルコロ京都」のイベント、代表の野村雅夫がFM COCOLOで行っている映画短評について綴ります。

ドーナッツ・ファクトリー

どうも、僕です。

このブログをよくご覧いただいている方なら、既にご存じかとは思いますが、僕はイタリアの文化を日本に紹介するグループ、大阪ドーナッツクラブを主宰しています。

大学の内輪で続けてきた活動を発展させる形で本格的に結成したのが2005年初夏なので、ちょうど丸5年が経とうかといったところ。メンバーは10人ほどで、それぞれに得意分野も興味もばらばらなのをいいことに、あまり縛りを設けずに自分たちの気の赴くまま、やりたいことをやりたいときにやりたいように、てな調子で活動を続けてきました。

季節に一度くらいのペースで、ほぼ全員が集う会を催しては、主催イベントの反省会や今後の活動予定について話し合うんですが、その打ち上げでアルコールが入ってきたりすると、やがては夢と妄想が化学反応を起こして熱を帯びたようなストーリーがメンバー間でもくもくと湧きあがってくるわけです。

その中でもよく話題に上るのが、ドーナッツクラブ共同のワーキングスペースの確保。要するに事務所ですね。こういう空間があったら便利だとか何だとか、資金もないくせに野望だけは一人前にあるわけなんですよ。

そんな話を、親しくお付き合いしている一級建築士事務所スタジオOJMM(Click!)代表の牧尾さんという方に、これまたアルコールの伴う席でしていたら、「じゃあ、お金がたまったらいつでもおっ立てられるように、設計だけしときますか」なんて言っていただいて、バーチャルで事務所を作ってもらいました。

それが、この画像。すごいでしょ。素人の僕の無茶な要望を全面的に鵜呑みにしていただいて、実際に浮かび上がった僕たちのオフィス。

その名もドーナッツファクトリー。

音楽と映像それぞれのライブラリー、メンバーのワークスペース、視聴スペース、打ち合わせラウンジ、キッチン、洗面所が備えられたこの立派なオフィスは、ずばりドーナッツ型。中央の円は中庭になっています。あすこでドーナッツを頬張りたい!

牧尾さんにうかがいました。

「今はもちろんお金が全然足りませんが、将来的に資金が集まって、これを実際に建てるとすると、おいくら万円ぐらいするものなんですか?」

「そうですねぇ…。少なく見積もって、今回の規模ですと、万じゃなくて、億はいくかと」

このドーナッツ、そう甘くはなさそうです。

それでは皆さん、また非常に近い将来に。