京都ドーナッツクラブのブログ

イタリアの文化的お宝を紹介する会社「京都ドーナッツクラブ」の活動や、運営している多目的スペース「チルコロ京都」のイベント、代表の野村雅夫がFM COCOLOで行っている映画短評について綴ります。

ひねらない街

どうも、僕です。

5月も最終日。今月はいろいろやりました。わけても印象に残っているのは、名古屋シネマテークClick!)での大阪ドーナッツクラブの上映会「アゴスティとモリコーネin名古屋」です。

黄金週間中であるというのに、メンバーの誰にも縁がない地での上映であるというのに、少なからぬお客様にお越しいただいた。

つい先日、名古屋に住む知人からメールが来た。僕はうっかりして彼女が名古屋に住んでいることを忘れていたので、イベントのことをお知らせし損ねていたんだけれど、たまには知らない映画館で休日を過ごすのもいいかもなんてノリで来てくれていたらしい。ロビーで僕の写真が載った新聞やら雑誌を見て驚きつつも、「そうか、ドーナッツクラブのイベントがあるのね」と合点がいったとのこと。残念ながら、僕が顔を出している日ではなかったので会えなかったのだけれど、観た映画『天の高みへ』を評して「まるで体内被曝みたいな作品」と書いてくれた。表現が凄い! そして、よくわかる。

僕はメンバーの有北クルーラー・オールドファッション幹太・ファンシーゆずと一緒に5日に名古屋は今池地区に出没して、ミニトークショーをしたり、散策をしたりした(何しろ全員がほぼ初名古屋だったのです)。

そのトークショーの折には、現在FM京都でDJもされているピアニストでコンポーザーのAricoさん(Click!)もいらっしゃったようで、とても嬉しかった。僕は面識はないのだけれど、何しろ映画音楽も手がけてらっしゃる方なので、ブログ(Click!)で触れていただいたのはかなり光栄なことだと喜んだしだい。

ところで、名古屋今池をメンバー4人でぶらぶらしていて、導き出された結論としては、彼の地が「ひねらない街」であるということだった。どこを見回しても、直球の表現しか存在しないのです。ひねりというものがない。逆に斬新だとキャッキャ言いながら写真を撮りまくってしまったので、ここに一部をご紹介。

ダイソー的なひねらなさですね。そのまま感が突き抜けてます。

↑オブジェのタイトルですが、ひねらなさすぎて、もう何だかよくわかりません。

↑篭と女。確かに。

↑フルーティストという単語、かなり久しぶりです。

↑もうちょっとあるでしょ、表現が。

↑お察しの通り、地下にあります。

↑地下に行ってみると、やはりこの調子です。いや、あってるんでしょうけどね…。

↑「家」の部分はまだひねってるほうなんだけど、やっぱり全体としてはひねらないんだなぁ。

↑誤字も「そのまま」です。

↑いけてるライブハウスも、ひねることはよしとしないようです。

↑ひねらないにもほどがありますね。そもそも、名前がない…。

他にもいろいろあったんですが、キリがないので、この辺で。ひねらない街、名古屋今池のレポートでした。ぼちぼち他の作品の上映会も念頭に入れつつ、アゴスティとモリコーネと次はどの町へ行こうかしら。

それでは皆さん、また非常に近い将来に。あ、とりあえず今晩は南森町へ行ってきます。