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京都ドーナッツクラブのブログ

イタリアの文化的お宝紹介グループ「京都ドーナッツクラブ」の活動や、運営している多目的スペース「チルコロ京都」のイベント、代表の野村雅夫がFM802で行っている映画短評について綴ります。

『ペルシャ猫を誰も知らない』&『おっぱいとトラクター』

どうも、僕です。

土日はワンデイ登山にサイクリングと、アウトドアで英気を養いました。
やっぱり秋は気持ちいいね。どこへ行って何をしても、そこが晴れてさえいれば、即○○日和になる、そんな雰囲気の週末でしたね。

でも、油断は禁物で、さすがに夜は冷えてくるな、なんて昨夜自転車で帰宅しながら体感していたら、先ほどスウェーデンに住まう知人から届いたメールによると、彼の地の朝晩は既に零下5℃なんだというからたまげたものである。

さて、10月も折り返し地点を過ぎているとくれば、当然ながら学芸出版社での月刊映画コラムもばっちり更新されているのであります。今月はイランの音楽映画『ペルシャ猫を誰も知らない』。日本のインディーズシーンでちゃらちゃらしてたり、もんもんとしてたりするバンドには、相当の刺激になるだろうと思う作品。好きなこと、自分の表現したいことを形にするために、こんな大変な想いをしている若者たちがいるんだと、否応なく驚かされる。そして、今のイラン音楽の間口の広さにも開いた口が塞がらなくなる。

学芸出版社のウェブサイト(Click!)、あるいはスタジオOJMMのウェブサイト(Click!)からご覧いただけますので、ぜひお楽しみくださいな。

先週読み終えたのが、こちらの本。
おっぱいとトラクター (集英社文庫)
おっぱいとトラクター (集英社文庫)
実におもしろかった。ヒロ寺平さんの番組HIRO T'S MORNING JAMのレポート取材でボルネオに旅立つ直前に関空で購入。忙しくて読めないとむずむずしてくるくらいだった。そして、この読後の満足感。移民問題はイタリアも同様のケースが頻発しているだろうし、とても実感がわく話だった。さらには、戦前から現代までのある家族の叙事詩として読んでもいけるし、イデオロギー論や世代論としては、映画『グッバイ、レーニン!』を思い出させてくれた。でも、何よりも、こんな壮大で重厚なモチーフのいたるところに笑いを盛り込んだ作者の手腕には頭が下がるばかりだった。うん、楽しかった。

それでは皆さん、また非常に近い将来に。