京都ドーナッツクラブのブログ

イタリアの文化的お宝紹介グループ「京都ドーナッツクラブ」の活動や、運営している多目的スペース「チルコロ京都」のイベント、代表の野村雅夫がFM802で行っている映画短評について綴ります。

杉作J太郎「露出度とエロさは比例しない」

どうも、僕です。野村雅夫です。7月31日、日曜の昼下がり。チルコロ京都は桃色談義に花が咲きました。実施したイベントはこちら。

チルコロ京都VS世界vol.6
野村雅夫VS官能表現(ゲスト:杉作J太郎)
チルコロ京都メンバーが森羅万象をぶった切る人気イベント。今回は東西エロ映画対決ということで、ゲストに漫画家、ライター、映画監督の杉作J太郎さん(写真下)を迎え、ポロリではなく、露出はないのに匂い立つような官能を愛でることができる映像表現に着目。主にイタリア映画と日本映画のエロスを比較、分析していきます。古今東西どんな映画、どんな 丸禁トークが飛び出すか、乞うご期待です!
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告知文を掲載いただいた京都新聞では、こんな内容が「夏休み親子コンサート」の下にレイアウトされるという珍事もありましたが、当日は大いに盛り上がったことをここにご報告。

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まず僕と杉作さんが確認したのは、「露出度とエロさは比例しない」という真実。その上で、有意義な対話が繰り広げられましたよ。それぞれ、こんなトピックを俎上に載せました。
 
たとえば杉作さんは…
 
・日活ロマンポルノ、東映ポルノ、ピンク映画、AVといった用語と内容の違いについて
 
・それを踏まえてドラマ『大都会 PARTII』における中山真理と杉本美樹の関係、及び石原プロモーション、監督村川透について 第七話『ダイヤモンドは死の匂い』を例に

大都会 PART? BOX 2 [DVD]

 
たとえば野村雅夫は…
 
・「映画好きはのぞきがお好き」という持論について
  『マレーナ』『青い体験』などを引き合いに

マレーナ (字幕版)  青い体験 <無修正版> [DVD]

・「映像における官能の婉曲表現」について
  『北北西に進路を取れ』のラストを例に

そしてシメには、杉作さんが突如『ワイルド・バンチ』を皆観るべきだと提案。あまり昼間から桃色な妄想ばかり膨らませていると社会生活に支障をきたすので、高まるエロスの鎮静剤として、クライマックスのあの名乱射シーンを活用しているとのことでした。これには一同、また爆笑。

ワイルドバンチ ディレクターズカット  (字幕版)

その他、最高すぎる脱線もたくさんありましたが、2時間弱にわたってヒートアップした会場で、またいつか第2弾をやりましょうと、最後に汗ばんだ手を握り合った我々でした。
 
ちなみに、トークショーでは直接ネタにしなかったけれど、最近出たばかりのこの本『ポルノ・ムービーの映像美学』が今回のネタ作りに大いなる刺激を与えてくれました。オススメです。そして、杉作さんの『ボンクラ映画魂』も、もちろんオススメなのです。

ポルノ・ムービーの映像美学: エディソンからアンドリュー・ブレイクまで 視線と扇情の文化史 ボンクラ映画魂 完全版: 燃える男優列伝