京都ドーナッツクラブのブログ

イタリアの文化的お宝を紹介する会社「京都ドーナッツクラブ」の活動や、運営している多目的スペース「チルコロ京都」のイベント、代表の野村雅夫がFM COCOLOで行っている映画短評について綴ります。

下を向いて歩こう (旧ウェブサイトコラム『小噺パラダイス』)

どうも、有北です。
まったくこの世知辛い世の中、毎日を生き抜くことが何よりも大事だと痛感する、ぼく有北です。
上を向いて歩こうとは九ちゃんもよく言ったものです。
あの言葉を聞くと、いつも高度経済成長を思い出します。「上を向いて歩こう」。なかなか今の日本人には吐けない言葉です。
僕の友人などは、「下を向いて歩く」のだと公言しています。
あまりと言えばあんまりなお言葉。なぜそんなポリシーを持っているのかと問い詰めてみれば、「なにかいいものが落ちてるかもしれない」とのこと。どっちにしてもあんまりなご意見です。
ぼくもはじめこの意見を耳にしたときはおおいに共感して、しばらく下を向いて歩いていたんですが、5分くらいで首が痛くなってやめました。
このエピソードから我々が得ることができるのは、次のような教訓です。

「下を見るときは、ちら見くらいがちょうどよい」
まさに。
人生のいろいろな局面で応用できる格言だと思います。
今日もいきつけのスーパーで下をちら見していたら、いいものを見つけました。
こんな表示です。
『カレーコッロケ 税込み 1袋 157円』
『コッロケ』。いいですね。
『コッロケ』。いい響き。
ほんと、言い間違いとか書き間違いって面白いものです。
まあ買いはしなかったんですけどね。当たり前です。いい大人が、そんな、面白い表示を見つけたくらいで157円も出してられるもんですか。むしろこの表示だけでかなりおなかいっぱいになりましたから。かなり味わい深かったですから。
九ちゃん、俺、あんたにはなれそうにないよ。