どうも、僕です。
先日、早朝に我が家の新聞受けを確認しようとしたところ、
にゃお〜ん
という鳴き声がかなりの至近距離で僕の鼓膜に飛び込んできました。
驚いてそちらを見やると、最近近所でよく徘徊している猫が、僕の家のバルコニーでくつろいでいるではありませんか。
絶好の雨宿り場所を確保したという喜びの表情をたたえています。
そして、その気持ちをどうやら僕に伝えようとしているようです。
「ちょっくら借りとるにゃん」といったところでしょうか。
さすがは猫です。
猫なで声はお手のものですが、何せこの猫、ブサイクです。
声もごろごろしているところがあって、お世辞にも美声とは言えません。
なかなかの老猫なのだと、僕は見ています。
「わては、酸いも甘いもよく知っちょるにゃん」
しばし目を合わせていると、だんだんとそんなことを言っているように聞こえてきます。
もし本当に酸いも甘いも知っているのだとするならば、僕がこの猫から学べることも多いかもしれません。
間違っても、邪険にはできない。
愛すべき、そして尊敬すべきネイバーとして、まずは名前をつけることにしました。
「野良・ジョーンズ」
あのしゃがれたブルージーな鳴き声です。
カタカナで「ノラ」と表記する感じでもない。
あくまで、漢字で「野良」。
これがしっくりきます。
ひとつ、良好な関係を築きたいものです。
それではみなさん、また非常に近い将来に。