どうも、またぞろ僕です。
1日に2回も更新することなんてない僕が、こうしてまたキーボードを叩いているのは、20日に聴きに行ったクラシックが印象的だったからであります。
同志社はわりと近所に住んでいることもあって、なんとなく身近に感じてはいたんですが、同志社交響楽団なる素晴らしいオーケストラが組織されていることは、残念ながら今まで知りませんでした。そこへ先週、ひょんなことから、長年にわたって日本とイタリアの音楽交流を牽引されてきた故中川牧三マエストロが、この同志社交響楽団ととても所縁のあったことを知り、タイムリーに演奏会があるということで、日本イタリア協会の中川くにこさんからご招待をいただき、いそいそと京都コンサートホールへ足を運んだしだいです。
同立というのは、同志社と立教のこと。同じカトリック校同士で、音楽交流をしようじゃないかということが目的なんだと理解していますが、まず驚いたのはその歴史。48回目ですよ。そして、とても学生の演奏とは思えないレベルの高さ。あのモダンで音響効果も優れた京都コンサートホールにふさわしい名演でした。
演目は立教がブラームスの交響曲第3番。同志社がドヴォルジャークの交響曲第7番。最後に合同演奏として、ブラームスとドヴォルジャークの舞曲集から曲をピックアップ。このふたりの作曲家の結びつきが強かったことを考え合わせると、なかなか憎い選曲です。
クラシックを語るにはあまりに知識の乏しい僕ですが、門外漢の素直な感想としては、新田ユリさんの指揮による同志社の演奏が、よりピリッとしていて色彩豊かに思えました。かといって、立教のファゴットにも目を見張る、いや、耳を見張るところがあって興奮したので、やっぱりどちらかに軍配を上げるのは難しいし、そもそも優劣を競っているわけではありませんからね。大事なのは、全体としてとても満足できたということです。演奏後の盛大な拍手を思い返せば、他の多くの観客も同じ想いだったに違いありません。
そうそう、同志社交響楽団は、来年の3月にフィレンツェで公演を行うんだとか。意義深いですね。京都の姉妹都市でどんな演奏を繰り広げてくれるのか、胸躍るものがあります。イタリア人をアッと言わせてほしいですね。
それでは皆さん、また非常に近い将来に。