どうも、僕です。
今年の春に、ひょんなことから河荑直美監督(Click!)に奈良でお会いして映画の国際共同制作の取り組みとその可能性についてインタビューさせていただきました。
その席でもおっしゃっていたんですが、インタビューの直後、カンヌ国際映画祭で「黄金の馬車賞」を受賞されまして、話題になりました。これは確か、個々の作品というよりは、これまでの監督としてのキャリアそのものを表彰するという名誉ある賞で、日本人としては初めての受賞だったはずです。すごいことだ。
そんな河荑監督のフィルムに、『火垂』があります。彼女の作品のタイトルはいつも難しいんですが、この表記で「ほたる」と読みますよね。『火垂るの墓』の要領です。下に貼り付けた画像は、左が小説で、右が映画ですね(そう、彼女は小説家でもあるのだ。ますますすごい)。黄金の馬車賞を受賞した記念として、カンヌではこの『火垂』の2009年バージョンが上映されました。
明日、監督の地元奈良の国立博物館で、その2009年版の上映会が開催されます。監督のゲストトークがあったり、メイキング映像が流れたりと、盛りだくさんな内容となっているようです。
いただいた情報は、こちら。
「火垂2009version」 〜10年の時を経て今年甦った火垂〜
■日時:2009年8月29日(土)
1回目 10:30〜
2回目 14:30〜
各回200名限定、両回とも監督ゲストトークあり
■場所:奈良国立博物館
■料金:¥2500円 (全席自由)
奈良国立博物館で開催中の「聖地寧波展」券と、「火垂」上映会券の
セット券販売です。
■チケット販売:
○チケットぴあ Pコード555−506
ぴあ店舗のほか、ファミリーマート等で購入頂けます。
○奈良国立博物館
○啓林堂書店(奈良店)
僕も行きたいんですけどね…。数日前に告知しましたように、明日は東京で青山真治監督+写真家田村尚子さんとトークイベントです。はあ、楽しそうな催しって重なるもんですよねえ。
ご興味がおありの方は、ぜひ奈良へ足をお運びください。この季節、あすこは観光にももってこいですよね。
それでは皆さん、また非常に近い将来に。