京都ドーナッツクラブのブログ

イタリアの文化的お宝を紹介する会社「京都ドーナッツクラブ」の活動や、運営している多目的スペース「チルコロ京都」のイベント、代表の野村雅夫がFM COCOLOで行っている映画短評について綴ります。

半年間のご愛顧に感謝! 幸せ手抜き料理

どうも、僕です。

19日の放送、あるいは26日の放送をお聞きいただいた方は既にご承知かと思いますが、4月の放送開始から半年間にわたり、ラジオ大阪幸せラジオ 乾龍介です!」で担当させていただいた「幸せ手抜き料理」のコーナーを、卒業することになりました。

ここ1カ月ほどでいろいろと身辺に動きがありまして、やむなく番組から離れることになったんです。毎週毎週、たくさんの方からメッセージをいただき、とても嬉しく思っておりました。26日は乾さんをはじめスタッフの皆さんのあたたかい励ましを受け、弁天町のスタジオを後にしたしだいです。今まで、本当にありがとうございました。

でも、コーナー自体はなくなりませんよ。今週からは、僕に代わって、僕の積年の盟友であり、大阪ドーナッツクラブのメンバーであり、かのうとおっさんという男女コントユニットで俳優として脚本家として、あるいは演出家として活躍する有北雅彦くんが手抜き料理を紹介してくれます。今後とも、毎週土曜日、午前9時20分頃からの放送をお聴き逃しなく!

え? 身辺の動きってなんなのかって? どうしてMASAOじゃなくて野村雅夫になったのかって?

そうですよね。その疑問については、また明日改めてご報告いたします。

それでは、ここ2週間のレシピと写真をお届けしましょう。

*9月19日放送分

いよいよ始まりました、シルバーウィーク。
僕は今週は大学時代の仲間たちと一緒に、沖縄へ来ています。
せっかくですので、その沖縄にちなんだ食材を使った幸せ手抜き料理を、今日はなんと2品ご紹介しますよ。
その食材とは、もずくとポークランチョンミート缶詰です。
さすがは海に囲まれた沖縄だけあって、もずくはとてもポピュラー。料理法も本土にはないものがたくさんあるそうです。
ポークランチョンミート缶詰、具体的にいえば、スパムとかチューリップですね。比較的大きな缶詰です。終戦直後から、米軍の影響で沖縄ではたくさん出回り、定着したそうですよ。お近くのスーパーになければ、ディスカウントショップや輸入食材のお店、あるいはリカーショップで簡単に手に入るかと思います。
では、レシピにまいりましょう!

☆もずくの簡単厚焼き卵

=材料=(2人前)
もずく(三杯酢)1パック
卵2個

=作り方=
ボウルに卵ともずくを入れ、さいばしでよく混ぜる。
卵焼き用のフライパンに薄くサラダ油をしき、厚焼き卵を作る。
できあがり!

え? ラジオの前のお父さん、厚焼き卵ができない場合はどうすればいいのかって?
いいじゃないですか、多少失敗したって。くるくるときれいに巻けようが、途中であきらめてぐちゃっとなろうが、味に大差はありませんよ。
まずはやってみる勇気が大切。連休で嫁がショッピングにでも出かけている間に、ビールでも飲みながらぜひチャレンジを。


☆沖縄風豚のおにぎり

=材料=(1人前)
ごはん適量
焼きのり1枚
ポークランチョンミート 5mmの厚さにスライスしたもの1枚
卵1個
マヨネーズ 大さじ1

=作り方=
ランチョンミートに、油をしかないフライパンで両面焼き色をつけます。
ボウルに卵とマヨネーズを入れて良く混ぜ、フライパンで炒り卵を作ります。
焼きのりの上に薄くごはんを盛り付けて、その上にランチョンミート、さらに炒り卵を乗せ、具を挟むように焼きのりを折り返せばできあがり。

わりかしジャンキーな味ではありますが、やはり自分で作ると結構いけますよ。
お試しください。


*9月26日放送分

どうも、沖縄で英気を養って関西に戻ってまいりました。MASAOです。
那覇はシルバーウィーク中も真夏日が間断なく続き、文字通り突き刺さるような直射日光にえらい日焼けをしてしまいました。
関西はどうかと思えば、やはり暑い日が続いたようですね。
でも、家の近くにも彼岸花が咲き誇り、スーパーへ出向けば食材はすっかり秋の装い。
やはり秋といえばさんまじゃないでしょうか。秋刀魚、この漢字が何よりそれを証言していますね。
今日は、そんな秋の味覚の王様、さんまを使った料理をご紹介します。

さんまときのこの油煮スペイン風

=材料=(1人前)
さんま 1尾
エリンギ 1本
にんにく 4かけ
オリーブオイル 適量
塩 適量

=作り方=
さんまは内臓があるようなら取り除き、頭を落としてぶつ切りにします(できる方は3枚におろしてからぶつ切りにしてください)。
にんにくはざくざく厚めにカットし、エリンギは手でちぎるようにして繊維に沿って裂きます。
小鍋にたっぷりのオリーブオイル(さんまが浸かるくらい)とにんにくを入れ、中火で熱します。
にんにくの香りが立ってきたら、さんまとエリンギを加え、しっかりめに塩を振って、さらに熱します。
さんまに火が通り、エリンギがしんなりすればできあがり。
アツアツでめしあがっていただきたいので、鍋ごと食卓へ運び、食べる直前に皿に盛っていただくといいかと思います。
フランスパンを添えて、このオイルをかけて食べると香ばしくておいしいですよ!

さて、先週のオンエアーで告知をさせていただきましたが、
半年間担当させていただいた「幸せ手抜き料理」を今日かぎりで卒業することになりました。
塵も積もれば何とやら、20品ほどご紹介させていただいたわけですが、トータルではいかがだったでしょうかね。
料理の経験がまったくない団塊世代のお父さんにもチャレンジしていただきたいなと思って取り組んでまいりました。
そんなに簡単で目新しい料理が作れるならと台所に立っていただくことができたなら、僕としては感無量でございます。
来週からは、僕の盟友であり、役者・脚本家として関西小劇場で活躍する有北雅彦くんがこのコーナーを担当してくれます。
彼なりのアイデアを生かしつつ、僕とはまた一味違う手抜きレシピをぜひお楽しみに。
リスナーの皆さんからのメッセージには毎週とっても励まされました。
半年間、本当にありがとうございました。