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京都ドーナッツクラブのブログ

イタリアの文化的お宝紹介グループ「京都ドーナッツクラブ」の活動や、運営している多目的スペース「チルコロ京都」のイベント、代表の野村雅夫がFM802で行っている映画短評について綴ります。

沖縄×シェイクスピア:真夏の夜の夢

どうも、僕です。

もともと寝付きの悪い僕は、熱帯夜が続くと、輪をかけて寝付けなくなるわけで、ようやくまどろんだところで、やはり眠りが浅いのか、よく夢を見ます。

昨夜は、目の前にある6つのドーナッツを、同じテーブルを囲む見知らぬ人々に「これがなかなかいけるんですよ、おひとつどうぞ」と勧めまくる夢を見た。

大阪ドーナッツクラブを主宰しているくらいですからね。フロイト先生のお力を借りるまでもなく、グループの活動が直喩に近い形で脳内で映像化したんでしょう。ただ、起きてみても、なんだか寝ながら仕事をしていたみたいな気分で、どうにもまいりました。

さて、現在京都シネマなどで公開中の映画、『真夏の夜の夢』(Click!)は皆さんご覧になりましたか?

京都出身で、長く沖縄を拠点に製作活動を続ける中江裕司監督の新作です。『ナビィの恋』や『ホテル・ハイビスカス』の監督さんと言えば、皆さんおわかりいただけますよね。
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真夏の夜の夢』とくれば、ユーミンの名曲も想起するところですが、当然ながらシェイクスピアです。中江監督は原作を想像力豊かに翻案して、茶目っ気たっぷりに演出しています。

ナビィの恋』では、おじいとおばあの恋物語サイレント映画風に仕立てるという面白いアイデアで魅せてくれていましたが、今作でもああいった遊び心が反映されていて、素朴なトリック撮影がとりわけ印象深かったです。

キジムンと呼ばれる精霊たちと沖縄の小島のピュアな人間たちの交流を描いたこの作品。風刺もピリリと利かせながら、なかなか楽しませてくれますよ。

夜風を受けると、もう秋が夏を迎えに来ている様子。夏の終わりに映画館に夢を見に行きませんか。

それでは皆さん、また非常に近い将来に。