京都ドーナッツクラブのブログ

イタリアの文化的お宝を紹介する会社「京都ドーナッツクラブ」の活動や、運営している多目的スペース「チルコロ京都」のイベント、代表の野村雅夫がFM COCOLOで行っている映画短評について綴ります。

演劇

このゴージャスで美しく知的な風貌の女性を、ご存知だろうか?

(出典:Franca Rame:Teatro, politica. http://www.francarame.it/it)女優であり、劇作家であり、政治家であった女性、フランカ・ラーメ(Franca Rame)。 彼女が、2013年5月29日、夫ダリオ・フォー(Dario Fo)に看取られ、イタリア北部の自宅で永眠した…

日伊のコメディーが時空を超えて対決!

どうも、僕です。先日発行したメールマガジンでも触れましたが、今週末は大阪で楽しく笑えてタメになりそうな催しがあるので、このブログでも再度ご紹介です。日本の狂言とイタリアの仮面劇コンメディア・デッラルテ(Commedia dell'arte)。どちらも伝統に…

京都・花灯路

どうも、僕です。昨日はちょっとリフレッシュ。京都東山で明後日22日まで開催中の花灯路へ行ってきましたよ。やっぱり風情がありますね。八坂さんの界隈はぶらぶらとそぞろ歩くにはもってこい。かなりご機嫌に写真を撮りまくっていました。その後はちょっと…

『ウーマン・イン・ホワイト』を堪能

どうも、僕です。シアターBRAVA!へ行って、さっき帰ってきました。お目当ては、『キャッツ』や『オペラ座の怪人』といったミュージカルで有名なアンドリュー・ロイド=ウェバー作曲の『ウーマン・イン・ホワイト』。再演です。笹本玲奈が主演なのは2007年と…

かのうとおっさんコントの会 〜君はIKEAにもう行ったか?〜

どうも、僕です。梅雨の合間の日曜日、僕が主宰する大阪ドーナッツクラブのメンバーであり、学生時代から濃密なつきあいをしている有北雅彦くんが取り組んでいるコントユニットかのうとおっさん(画像下)の公演に行ってきました。 2時間の間に、お得意のア…

あの高い場所へ行きたい  〜『グラムシの遺骸』を観て〜

他のヨーロッパの諸都市がスラリと立つ貴婦人なら、ローマという町はデンとふんぞりかえる太った中年売春婦である、などと言われたりもするらしい。ローマの地下鉄B線ピラミデ下車、徒歩10分の距離にあるガスタンクの鉄塔はそんな場末感漂うローマの象徴だろ…

彼氏と彼女の文学史

男性作家にとって、女性関係はしばしば作品を書く原動力になるようです。ダンテ・アリギエーリ(Dante Aligheri)は、9歳のときにベアトリーチェに出会い、後に、彼女の絶対的な美とともに昇天する冒険譚をつくります。世界最初で最大のひきこもり、ジャコ…

エゴ・ファイトの前に運を試せ!  (旧ブログ『大阪ドーナッツクラブのあれこれ』への投稿記事)

22日『湯けむりエゴ・ファイト』の受付には、これと同じものが鎮座しているはずです。そう、最近はあまりお目にかからないがらがらです。本当の名前は抽選器と言います。何だか味気ないですね。 既にチラシ(左上に小さい紙がホッチキスで付いているもの)や…

『湯けむりエゴ・ファイト』についての基本情報  (旧ブログ『大阪ドーナッツクラブのあれこれ』への投稿記事)

今日は、約1ヵ月後に迫ってきた京都での公演についての基本情報を皆様にお届けいたします。芝居について、役者について、しっかり知識を蓄えてください。準備運動みたいなもんです(この場合、別にしなくても、怪我はしませんが)。準備が済んだら、あとは当…