本日、11/25 シルヴァーノ・アゴスティ著の『見えないものたちの踊り』が電子書籍とオンデマンド書籍で発売されました。
今回は大阪ドーナッツクラブのメンバーで共訳し、これまでのアゴスティ著の翻訳者であり、弊グループの代表 野村雅夫が監修を行いました。
電子書籍はHontoからご購入いただけます。
オンデマンドは三省堂書店 楽天市場店からご購入いただけます。
ローマはヴァチカンのすぐそばで暮らす市井の人々を描いた短編。
ドーナッツクラブのメンバーが自分の好きなものを選んで翻訳。
個性的な92人を描いた短編集だからこそできた試みです。
(「監修者あとがき」より)
僕が(あとがきで今さら言われても、という声も承知で)あえて提案したいのは、
これら物語の「服用」を、一日最大一話にとどめることである。速読や斜め読み
なんてもってのほか。スローに行こう。いくら気に入った話があっても次に期待
して先を急がず、読み終えた内容を頭の中に入れたまま一日を過ごしてみてほし
い。あるいは夜を越えてみてほしい。そのストーリーの成分がじんわりと浸透す
るかもしれないし、しないかもしれない。物語というものが僕たちの心の薬だと
して、それが効く効かない、合う合わないは別として、一度に過剰摂取するのは
よろしくないのではなかろうか。そんな調子で、この本をぜひ長めにそばに置い
てみてほしい。
シルヴァーノ・アゴスティがイタリアでこの本を出版した時のインタビューも翻訳しましたので、お楽しみください。
(文責:ファンシーゆず)