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大阪ドーナッツクラブ メルマガ第14号
2011年6月28日発行
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こんにちは。
温暖湿潤を通り越し、関西はほぼ亜熱帯と化している有様ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
神戸・元町映画館で開催しました『イタリア映画界の異端児〜シルヴァーノ・アゴスティの世界』では、
たくさんのお客様にお越しいだきました。
改めて、御礼申し上げます。
★ドーナッツクラブの活動のお知らせ
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電子書籍の出版決定しました!
夏と秋に2冊の本がシーライト・パブリッシングから出版されます!
■『剣をもったクマ(仮)』ダヴィデ・カリー作 ジャンルーカ・フォリー絵 野村雅夫訳
イタリアでベストセラーとなり、
世界各国で翻訳版が出版されている絵本を代表ポンデ雅夫が翻訳し、
この夏にも電子書籍で出版することとなりました。
発売日や値段、販売方法など、詳細が分かり次第、お知らせします。
物語を担当しているダヴィデ・カリーは、
小山薫堂訳の『まってる。』や『キスしたいって言ってみて』や、
松尾スズキ訳の『ボクの穴、彼の穴。』、
第16回いたばし国際絵本翻訳大賞(イタリア語)受賞作となった、
戸田理香訳の『まっくろくろのおばけちゃんのぼうけん』など、
既に邦訳が4作品もある人気作家です。
ぜひ、この機会に、以上4作品も手に取ってみてはいかが?
以下のページで、『剣をもったクマ(仮)』一足早く絵の雰囲気をのぞいてみてください。
わくわくしますよ。
→ http://www.gianlucafoli.com/catalogo/2008/lorso-con-la-spada/#1
■シルヴァーノ・アゴスティの短編小説『九十二の短い短編小説(仮)』
現在、シーライトパブリッシングのウェブサイトで連載中の
イタリアの作家・映画監督シルヴァーノ・アゴスティのショートショート集が、
この秋に、電子書籍として出版されることになりました。
この作品は、ドーナッツクラブのメンバー10名が翻訳を担当しています。
メンバーそれぞれが、自分の興味や専門分野を踏まえつつ選んだ作品を、
自分の文体やバックボーンを活かしながら大切に訳していくという企画です。
普通の翻訳ものとは一味違う、ドーナッツクラブならではの多面体の読み物になっています。
毎週月曜日に読み切りの作品を1つ更新しています。
今なら無料でお読みいただけます(バックナンバーも)。
→ http://www.c-light.co.jp/modules/agosti_92/index.php
★おススメの映画作品
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今年は、イタリア映画の公開が目白押しです!
過去のイタリア映画祭で好評を得た3作品が全国ロードショー!
そのほかカンヌ映画祭で話題となった『四つのいのち』も公開されています。
■『愛の勝利を〜ムッソリーニを愛した女』
東京 シネマート新宿にて公開中
大阪 シネマーと心斎橋にて公開中
ドーナッツクラブが作品を配給しているシルヴァーノ・アゴスティの
友人、巨匠マルコ・ベッロキオの力強い新作。
圧倒的な映像で世に問う、歴史に葬られた愛の物語。
http://www.cinemart.co.jp/index.html
実は、ベッロキオの不朽の名作『ポケットの中の握り拳』では、
アゴスティが偽名を使って、編集を担当しているです!
代表ポンデ雅夫が、学芸カフェ6月号で本作について
コラムを書いていますので、こちらもご覧ください。
http://www.gakugei-pub.jp/kanren/toshiken/index.htm#pageGroupB
■『プッチーニの愛人』
東京 シネマート新宿にて公開中
大阪 7/2〜 シネマーと心斎橋にて公開
京都 7/30〜 京都シネマにて公開
プッチーニを題材に、歴史上の醜聞がつまびらかになる作品。
歴史家ベンヴェヌーティが精査したドーリア事件を、
監督ベンヴェヌーティが他に類を見ない形式で映画化した本作には、
優れた論文に特有のあのスリルが備わっています。
http://www.cinemart.co.jp/index.html
■『人生ここにあり!』
東京 7/23〜シネスイッチ銀座にて公開
大阪 8月〜 梅田ガーデンシネマにて公開予定
78年に精神病院をなくすという法律が成立したイタリア。
患者たちは精神病院を出て地域で生活し、そして協同組合で働く。
1983年、労働組合のはみだし者ネッロと、元患者の物語。
たとえ転んでも、あきらめないで夢に向かえば、いつかは現実になる
−そんな「希望」と「物語」を届けてくれる作品です。
http://jinsei-koko.com/
ドーナッツクラブが配給してる映画『ふたつめの影』は
イタリアで精神病院をという枠組みをなくして、患者を地域に戻そう、
という活動の初期を描いた作品。
バザーリアとの親交のあったアゴスティが2000年に映画化。
光と影を絶妙に描いた素晴らしい作品となっています。
『ふたつめの影』については、日本全国で公開できるように、現在画策中です!!
■『四つのいのち』
京都 7/16〜 京都シネマにて公開
南イタリア、カラブリア州の山深い地方で
ゆったりと流れる「いのちのサークル」を描いた作品。
セリフもなく、ゆっくりとした物語の中に、
絶妙なタイミングで盛り込まれてくるユーモアに
ついつい、にんまりしてしまいます。
http://www.zaziefilms.com/4inochi/
★おススメのイベントなど
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■オリジナルテンポ『喋るな、遊べ!! -shut up, play!!- 』
会場 びわ湖ホール 大ホール
期日 8/6(土) 開場:11:00
8/7(日) 開場:11:00
http://www.biwako-hall.or.jp/event/detail.php?c=2011110522
有北クルーラーも去年トライアウトに出演した
台詞を一切使わず、演劇と音楽とダンスの垣根を越えた
パフォーマンスグループ「オリジナルテンポ」
日本だけではなく、世界的にも評価されている『喋るな、遊べ!! -shut up, play!!- 』
黄色いレインコートのあの集団が再びびわ湖ホールに登場!
セリフがないからって、静かだと思ったら大間違い。
音の洪水、ありとあらゆるメディアを使った視覚的表現に
圧倒され、爆笑し、感動します。
http://www.cursor.jp/original_tempo/info.html
★おススメの本
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■『精神病院を捨てたイタリア 捨てない日本』
著者:大熊一夫(元朝日新聞社記者、元大阪大学大学院人間科学研究科教授)
1970年、都内の精神病院にアルコール依存症患者を装って入院し
「ルポ・精神病棟」を朝日新聞に連載した大熊氏の著書。
彼の活動が認められ、2008年に、第一回バザーリア賞を受賞されています。
5/28に京都で開催された大熊氏を囲んでの勉強会で、
アゴスティの『ふたつめの影』を上映しました。
上映の後は、精神医療従事者、当事者、労働問題を研究されている方、
写真家など、職業、立場の異なる方と一緒に、日本の精神医療の問題、
今後どうしていくべきかなど、意見を出し合いました。
★メンバーのメディア露出
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■ポンデ雅夫(野村雅夫) twitter @pondemasao
FM802 『Night Rambler Monday』(毎週月曜25:00〜28:00)
深夜の濃密な音楽プログラム DJとして番組を進行しています
http://funky802.com/service/homepage/index/1125
読売テレビ『音楽ノチカラ』(毎週水曜25:29〜)
http://www.ytv.co.jp/music_power/
明日の放送では、ポンデ雅夫がテレビで初ロケです。
動くポンデをお見逃しなく!
学芸出版社『学芸カフェ2011 by スタジオOJMM』(毎月10日更新)
映画に関するコラムのWEB連載担当(今年で6年目)
今年は「フィルム探偵」に扮して映画を捜査しています。
http://www.gakugei-pub.jp/kanren/toshiken/index.htm#pageGroupC
■有北クルーラー(有北雅彦)
ラジオ大阪 『幸せラジオ 乾龍介です!』(毎週土曜7:00〜10:00)
幸せ手抜き料理のコーナー担当(9:20頃出演)
http://www.obc1314.co.jp/blog/inui/
ABCラジオ『安井ゆたかの得々朝市』(火〜土 4:15〜)
ソーシャルネットワーク大阪(大阪市のUstream番組)
『GOOD JOB!』(毎週月曜日 20:00〜22:00くらいまで 隔週は前の週の再放送)
関西で活躍する仕事人の仕事ぶりをクローズアップ! する番組で司会を担当。
http://sn-o.com/
■オールドファッション幹太(柴田幹太)
柴田がパネラーとして参加したシンポジウムの内容が
電子雑誌として販売されています。
『地域で残そう映像史料 第1回 実務者からの提言』
映画保存協会 定価200円
http://www.filmpres.org/
http://booklog.jp/puboo/users/filmpres
★ドーナッツクラブの本
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『誰もが幸せになる 1日3時間しか働かない国』
シルヴァーノ・アゴスティ著/野村雅夫訳
マガジンハウス 1260円
『水おとこのいるところ』
イーヴォ・ロザーティ著/ガブリエル・パチェコ絵
田中桂子訳
岩崎書店 1575円
『罪のスガタ』
シルヴァーノ・アゴスティ著/野村雅夫訳
シーライトパブリッシング 1470円