どうも、僕です。
昨日雨の中夜道を散歩していたら(もの好きだな僕も…)、こんな張り紙に遭遇しました。「ここらで チョット いっぷくしま ひょか」
そこはとある建設関係の会社のビル。煙草屋があるわけでも、カフェがあるわけでも、軒(のき)があるわけでもありません。ただ、張り紙だけがそこにある。
となると、この「ここらで」は空間というよりは、時間を指しているんだろうか。でも、明らかに24時間体制で梅雨の湿気をも寄せ付けぬ勢いで張り付けてあるから、もっと人生レベルの時間を指しているのかな…。なんて傘の下で考え込んでいると一服どころか風邪をひきそうでした。
とまあ、そんなことはどうでもいいとして(えてして、どうでもいいことに限って気になるものなんですけどね…)、うっかり告知を忘れておりましたが、月刊の映画コラム連載「学芸カフェ」6月号が、とっくに掲載中です。来月分と記事が入れ替わるまで後2週間くらいありますので、よろしければご一読を。
今月は井筒監督の新作『ヒーローショー』、先ごろ他界したデニス・ホッパーの『イージー・ライダー』、コーエン兄弟の旧作『ノー・カントリー』といったタイトルが出てきますが、個別の作品についてではなくて、どういう仕組みで映画が人の記憶に「残る」(いや「こびりつく」という表現のほうが適当かもしれない)のかということについて、いつも通りつらつらと書いています。
学芸出版社のウェブサイト(Click!)、あるいはスタジオOJMMのウェブサイト(Click!)からご覧いただけますので、ぜひお楽しみくださいね。