『インクレディブル・ファミリー』短評
ちょうど生放送を控えて短評を準備していたその時に、東京医科大学の入試で、女子受験生の点数を一律で減点していたという、開いた口が塞がらない報道に接しました。ディズニーは女性の社会進出を繰り返しテーマにしてるけど、やっぱりまだまだこういう作品は必要だわ! 残念ながら、そう思っちゃったしだいです。
で、イラスティガールの活躍を見ていると浮かんできたフレーズを歌うアリアナ・グランデ『God is a woman』をお送りしました。
さ〜て、次回、8月9日(木)の109シネマズ Dolce Vitaで扱う映画 aka「映画の女神様からのお告げ」は、『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』です。来たよ来たよ〜。我らがトムが帰ってきたよ〜! 今回のイーサン・ハントは落ちて落ちて落ちまくるそうな。4DXも楽しそう。て、考えたらインクレディブルのブラッド・バード監督は「ゴースト・プロトコル」の監督でしたね。いい繋がり。あなたも鑑賞したら #まちゃお802 を付けての感想Tweetをよろしく!
『未来のミライ』短評
達郎さんの曲は、オープニングもエンディングも、それはそれはすばらしいんですが、やっぱり誰だって『サマーウォーズ』のイメージが強くあるから、これまた「一大スペクタクルなのではないか?」という期待を煽ってしまっていることも否めないと思います。
あと、細田守監督は、僕はやはり脚本を、かつてタッグを組んでいた奥寺佐渡子でないとしても、誰かと共作するスタイルに戻した方が良いような気が僕はしています。物語のアイデアとかそういうことよりも、ブラッシュアップのところで、誰か対等な人とやり取りしながら、それこそ『未来のミライ』のお父さんとお母さんのように、「この子がいつの間にかこうなるなんてね」っていうところに作品が到達すると思うんですよね。余計なお世話だろうけど。
さ〜て、次回、8月2日(木)の109シネマズ Dolce Vitaで扱う映画 aka「映画の女神様からのお告げ」は、『インクレディブル・ファミリー』です。こちらは映画の日8月1日(水)公開なんで、かなりタイトなスケジュールにはなりますが、先週に続いての家族もの、子育て要素の強いアニメってことで、並べて観ると面白そう。あなたも鑑賞したら #まちゃお802 を付けての感想Tweetをよろしく!
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』短評
スピルバーグは前作同様、製作総指揮。前作の監督コリン・トレヴォロウは製作総指揮と脚本です。そして、今回メガホンをとったのは、ギレルモ・デル・トロを師と仰ぐ、スペインのフアン・アントニオ・バヨナ、43歳。またしても、若手をフックアップした形です。オーウェン役のクリス・プラット、クレア役のブライス・ダラス・ハワードは、もちろん続投しています。
映画『虹色デイズ』短評
音楽を過去作でも多用してきた監督だけあって、挿入歌の選曲はどれも良かったと思います。ただ、邦楽なので台詞と歌詞がかち合ってしまうのを避けるため、会話がないところでたくさんの曲が流れてきます。なるほど確かに、歌詞が状況を補足するような組み合わせにはなっているんですが、その分、この演出を何度か繰り返していると、映画というよりMVが挟まっている印象になってしまうのも、もうちょっと工夫が必要でしょうね。
さ〜て、次回、7月19日(木)の109シネマズ Dolce Vitaで扱う映画 aka「映画の女神様からのお告げ」は、『ジュラシック・ワールド 炎の王国』です。今週はかなり吠えてもうたからなぁ。次は恐竜の咆哮を浴びることにしよっと。あなたも鑑賞したら #まちゃお802 を付けての感想Tweetをよろしく!
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』短評
映画『空飛ぶタイヤ』短評
2002年に実際に起きたタイヤ脱輪による死亡事故と、その後に発覚した三菱自動車の不祥事を下敷きにしたこの物語。原作は、『下町ロケット』や『半沢直樹』『陸王』など、これまで何度も作品が映像化されてきた池井戸潤が2006年に発表した同名小説。2009年にはWOWOWがドラマ化もしていましたが、池井戸作品としては実は初の映画化として、『超高速!参勤交代』の本木克英がメガホンを取りました。赤松運送の社長に扮するのは長瀬智也。ホープ自動車販売部課長の沢田を我らがディーン・フジオカ、そして赤松運送・ホープ自動車双方と取引のあるホープ銀行営業部の井崎を高橋一生が演じています。他にも、笹野高史、深田恭子、ムロツヨシ、岸部一徳、小池栄子など、豪華キャストが揃いました。
四の五の言いましたが、面白い話なのは間違いないです。桑田さんの歌詞を引けば、「しんどいね 生きていくのは」(ちなみに、「生存競争」と書いて「生きていくのは」と読ませる、桑田さんならではの言葉遊び付き)ってな重いテーマをここまでわかりやすくエンタメ化できている大衆娯楽作として、僕はこの映画の肩を持ちたいと思っています。