どうも、僕です。
担当しているFM802のNight Rambler Mondayでもお話ししましたが、今月は久しぶりの登山をしに長野へ行ってきました。燕岳に登頂し、テント泊ならではの自炊やシュラフの上でのごろごろ読書や無駄話や無尽蔵に明滅する星空の観察を楽しんだのであります。夏山にしてはかなりの好天に恵まれ、気分も上々。下山後に飛び込んだ秘湯感たっぷりの中房温泉も、失われた滋養を取り戻そうと噛みしめた松本名物の馬刺しも、心行くまで堪能いたしました。
大学ワンダーフォーゲル部時代の同輩で、山好き岩好きが高じて松本市内に引っ越した好事家に街を案内してもらいながら、なかなかに楽しいところではないかと興味がわくも、次の日はサマソニとあって、松本市美術館の草間彌生特集展示(彼女が彼の地出身だとは知らなんだ)に感興を覚えつつも、高速でびゅんと帰ってきた。
行きは802のロックキッズ火曜日でしゃべっていた西田新さんを電波の届く限り聴きながら、そして帰り金曜日も名古屋付近でFM愛知でしゃべっていたこれまた新さんのオンエアーをキャッチしながらのドライブは楽しいことこの上なかったです。旅行しながら現地のラジオを聴くのは、僕のささやかな喜びであったりするのだ。
サマソニはEverlastが大いに収穫でありました。あの特に夏が似合わない感じ、ひたすらに渋く淡々とステージを進めていくあの調子は、実に惹かれました。
帰りには、最近ゲストでお越しいただいた劇団sunday(Click!)の俳優赤星マサノリさんと落ち合って福島で麦酒をぐびぐびあおり、翌日には旧知の友の結婚披露宴に参列して初めて人前式なるものを目の当たりにし、戸惑いつつもやがて大いに共感し、さらに翌日にはいつものように生放送で徹夜し、やたら本を読み映画を観て級友と旧交を温め酒を飲みGIOVANCAのライブに行ったりしているうちに、気がつけば終戦記念日。
若松孝二監督の最新作にして、寺島しのぶがベルリンで主演女優賞を獲得したことで話題になった『キャタピラー』が、今日から全国で公開になったはずだ。監督は大阪・京都・名古屋・静岡で今日舞台挨拶をした模様。とんでもない人だ。馬力あります。明日はこの作品について番組で少し取りあげようと思っていますよ。
その『キャタピラー』について先月駄文をしたためた学芸カフェ8月号がアップされています。今月はイタリア映画『ボローニャの夕暮れ』。
学芸出版社のウェブサイト(Click!)、あるいはスタジオOJMMのウェブサイト(Click!)からご覧いただけますので、ぜひお楽しみくださいね。
それでは皆さん、また非常に近い将来に。