京都ドーナッツクラブのブログ

イタリアの文化的お宝を紹介する会社「京都ドーナッツクラブ」の活動や、運営している多目的スペース「チルコロ京都」のイベント、代表の野村雅夫がFM COCOLOで行っている映画短評について綴ります。

閉会宣言! エドアルド・レオ特集上映~イタリア娯楽映画の進行形~

どうも、僕です。野村雅夫です。

まだ今日7日(土)いっぱいはオンライン上映が続いておりますが、 一足先に閉会宣言です。春に緊急事態宣言が出る頃に企画を練り始めたこのイベント、吉祥寺、京都、そしてオンラインと、大勢の方にご参加いただけたこと、感無量です。

 

ゴールデンウィークに毎年開催されてきたイタリア映画祭の延期(あるいは中止)が発表されたことで、いつもならスクリーンにかかるはずの10本強の新作に今年はお目にかかることができないと知った僕らは、それでは寂しすぎるし、何よりもイタリア映画受容の流れが寸断されることを危惧しました。僕らは弱小の会社ではあるけれど、何かできることがあるのではないか。そこで、小さいわりには超ヘビー級の腰を上げて、動き出したわけです。

 

「今のイタリア映画のスターを知って、楽しんで、覚えてもらおう」というのが、コンセプト。エドアルド・レオは、まさにうってつけだったと思います。だって、僕らも作品の選定から字幕制作まで、たっぷり楽しむことができたのですから。1本でもご覧いただいた皆さんも、同様に楽しんでいただけたのなら、これ幸いです。

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そして、レオを身近に感じてもらうためのわかりやすい言い回しとして使っていた「イタリアの大泉洋」というフレーズ。なんとまぁ、イベント中には紅白歌合戦の司会に抜擢されたというニュースが! って、僕らのイベントとはまったく関係ないんですが、ともかく喜ばしいことです。さらに、延期となっていた、僕らにとっての本家とも言えるイタリア映画祭2020の開催も発表されましたね。新作の本数は限られ、オンライン上映がメインにはなりますが、それでも少ない新作の中に、我らがレオの出演作『幸運の女神』(下の写真)が含まれているではありませんか! 何より嬉しいことです。

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今回の大きな目的は、日本未公開の貴重な作品をご覧いただくだけでなく、新型コロナウィルスの感染拡大が社会に大きな影を落としたイタリアの赤十字と、僕らの活動の原点とも言える映画作家シルヴァーノ・アゴスティが運営するローマの名画座存続のために会場で寄付を募ること。趣旨に賛同いただき、ご寄付いただいた皆さんに、この場を借りて、厚く御礼申し上げます。いただきました73.434円は、今月、責任を持って小社より寄付をいたします。また、ご協賛いただいた各企業の皆さん、イベント告知でご協力いただいたメディア関係者の皆さん、そしてUPLINKの皆さんも、ありがとうございました。

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僕ら京都ドーナッツクラブは、今年結成から15周年を迎えました。吹けば飛ぶような弱小会社ではありますが、今後もイタリアの知られざるカルチャーを日本に紹介する業務を続けてまいります。今年レオという旬の映画人を取り上げられたことによる手応えを、また次に活かしていきます。あ、そうそう、今回取り上げた4作品は、今のところ、配信やソフト化の予定はありません。もしご興味をお持ちの映画関係者の方、いらっしゃいましたら、ぜひぜひ小社にご一報ください。首を長くして、手ぐすねも引いて、お待ちしております。

 

今回お越しいただいた皆さんに、また映画館などでお目にかかることのできる日を信じて、イタリア娯楽映画の進行形「エドアルド・レオ特集上映」、これにて閉会です!

 

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ご協賛社さまの中から、今回はPOLPETTA様をご紹介。

 

コンセプトは足元を主役にした大人の遊べるファンタジーシューズ。コーディネートに個性を演出できる新しいフットウェアスタイルを提案します。

 

POLPETTAのルーツはイタリア・パレルモにあります。パレルモから10kmも離れていない場所にMONDELLO(モンデッロ)という素晴らしいビーチがあります。別荘地としても知られるこの場所の時間の流れが大好きで、ここで仲間と靴作りをした経験がPOLPETTAのベースになっています。夏でも湿気のない清々しい空気が全ての色を変えてしまう。大人たちがお洒落をして夜の街に繰り出す。遊び心を忘れないパレルモっ子の気分です。

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