どうも、僕です。野村雅夫です。
この秋、結成15周年の京都ドーナッツクラブは、「エドアルド・レオ特集上映 〜イタリア娯楽映画の進行形〜」という映画イベントを開催します。
そもそも京都ドーナッツクラブは、まだ日本で知られていないイタリアの作品、つまり本邦初公開のものを紹介したいという考えが、結成当初からありました。スピードこそかなりのスローペースではあるものの、イタリア好きの翻訳者集団である僕たちは、演劇も、小説も、映画も、そうしてひとつひとつ手がけて発表してきました。
映画については、イタリア映画祭というイベントが春にあります。イタリア文化会館と朝日新聞が共催しているもので、毎年10本強の新作がかかるので、東京と大阪でこのイベントに参加すれば、概ね現在の向こうのシーンがわかるという仕組みができあがっています。ただ、様々な理由でこの映画祭で抜け落ちる良作があることも事実。僕たちとしては、そうしたものを拾い上げては字幕をつけ、「映画で旅するイタリア」というイベントにして東京と関西で上映しながら、日本におけるシーンの把握状況を勝手に補完してきたつもりです。なかなかの労力なので、毎年はできずにいましたが…
そして、2020年。コロナ禍。イタリア映画祭は、2001年のスタート以来、初めての中止。少なくとも、春の時点ではやむを得ない決断だったと思います。ただ、映画の灯を絶やしたくはない。イタリア映画のまばゆい光が闇に飲まれてしまうのを、指をくわえて見過ごすのは辛い。折しも、京都ドーナッツクラブは結成15周年。よし、やろう! 重い腰を上げて、春から策を練ってきました。その結果、今年オープンしたアップリンク京都と吉祥寺、そして初めてオンラインでも開催することに。自治体への補助金の申請もしつつ、趣旨に賛同いただいた企業の皆さんのお力もお借りして、なんとかかんとかここまできました。
この秋、お楽しみいただくのは、僕も仲間たちも前から注目していた映画人、エドアルド・レオ。僕たちの企画としては、初めて、人に焦点を合わせます。俳優としても、監督としても、彼はメキメキと頭角を現し、今やシーンの最重要人物のひとり、レオ。アーティスティックというより、娯楽映画を愛する男という印象で、僕は好感を持ってきました。本邦初公開が3本と、過去にイタリア映画祭でかかったけれど一般公開はされなかったものが1本で、合計4本。レオの魅力の片鱗くらいは掴んでいただけると思います。
このブログでは、作品のガイドや字幕制作の裏側など、ホームページ(近日公開)でお伝えしきれない内容を各メンバーが綴っていきますよ。イベントが始まるまで、ワクワクを高めるのに一役買うことができれば、これ幸い。
というわけで、改めて、開催宣言です。
「エドアルド・レオ特集上映 〜イタリア娯楽映画の進行形〜」やりま〜〜〜す!
どうぞ、ご期待ください。
文:野村雅夫
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そしてイベント開催にあたり、難しい状況下でイベントの意義を汲み賛同してくださった協賛社さま、ありがとうございました!
今回は、イタリア語およびヨーロッパ言語の観光ガイド・アシスタントになるためのグイダプリマベーラ養成講座をご紹介。
インバウンド業務のプロフェッショナル株式会社JAPANISSIMOが母体となって立ち上げた一般社団法人日本ツーリストガイド・アシスタント協会。協会ではガイド・アシスタントを養成するグイダプリマベーラ養成講座をイタリア語、スペイン語、フランス語で定期開催。その他、野外講座、翻訳講座、文化セミナーなど、入会していただくと語学を使ったお仕事につながる様々な特典が用意されています。
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